2011年6月30日木曜日

まほろ駅前番外地

三浦しをん/文藝春秋
 
番外編かとおもっていたけど(番外地だから)、どうやら続きそうである。
なんの変哲もなく、平凡にみえるひとたちが、いちばんたくましくてつよいよなぁとおもう。

RDG4 世界遺産の少女

荻原規子/角川書店

色々なことが動いた巻でした。
日本のライトノベルに数おおくある、山伏や陰陽師の登場する和製ファンタジーのひとつではなく、
それらの設定を借りた、まったく新しい物語であることに気づかされた巻でもありました。
正直、動揺した。

トルコ

チキンのピタパン。
トルコ料理屋は、どうしても客をからかわなければいけないのだろうか。
先輩の店員さんが、「もっと本当らしく!」と指導していた。芸か。

パン

バジルとオリーブオイルのフォカッチャ、レモンピールのクロワッサン、ダークチェリーのデニッシュ。
デニッシュをかじったら、CMみたいに「ぱりっ・・・」っと音がして、感動。

奇想天外

という名のさぼてん。
岩のすきまから生えた双葉が、そのまま伸びつづけるらしい。絡まらないか心配になる。

2011年6月18日土曜日

「ふんばろう東日本」

こんなときは、ストレートで分かりやすいことばが必要なんだろうとおもうが、それでもやっぱり「がんばろう日本」という響きのもつ、おしつけがましさが受け入れられない。
わりと初期のころから使われていたフレーズだが、目にするたびに気になっていた。たとえば鬱のひとに、「がんばろう」は禁句であるように、「がんばろう」というのは、もっと余裕のあるときに機能することばだ。それにもかかわらず、このことばが震災直後から使われていたことに、納得がいかなかった。
だから、「ふんばろう」ということばで、これならば納得できる、と感心した。
この、ことばのセンスひとつとっても、信頼できることがあるな、とも。

いま、ほぼ日で、主催の方の連載をしている。すんごいです。

西條剛央さんの、すんごいアイディア。
http://www.1101.com/funbaro/2011-06-17.html

後宮小説

酒見賢一/新潮社

おもいがけず、「泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部」を再読してしまったので、ついでに再読。
解説を読んでおどろいた(解説が矢川澄子さんだったのにもおどろいた)。これ、架空の話だったのか……!
なぜ、「ファンタジーノベル大賞」なのかとおもいつつ、歴史小説として読んでいた自分だった。間が抜けているにも程があると、つくづく呆れる。

考えてみれば、主人公のといいほかの登場人物といい、なかなかに破天荒な人格をしている。主人公が後宮で軍隊を結成するくだりなど、史実だとすれば前代未聞だろう。
ただ、そんな主人公の奔放さが、べらぼうにおもしろい。
虚構でしかありえない、そんなお話を、史実とおもわせるだけの説得力のある小説だとおもう。
言い訳だけど。

再読もしてみるもんだなー。

2011年6月17日金曜日

謎解きはディナーの後で

東川篤哉/小学館

このひと、名前は知ってるけど読んだことないなーっておもってたけど、そういえば以前「学ばない探偵たちの学園」を読んだっけ。
たしかにこのどこかすっとぼけた感じ、おぼえがある。

お嬢様という人種がだいすきだ。といいつつ身近にはいないんだけど。
お金があるからといってしあわせとはいえないだろうが、金銭的余裕がもたらすこころの余裕というのはとても重要だとおもう。そだちの良さというのは、誰でもが手に入れられるわけではないから、それでけでそのひとの武器になりうる。


そういえば、この本の宣伝で王様のブランチに中村ゆうすけさんがでてた。ユリイカで写真をみるまで、なんとなく草食系の優男を想像していたら(完全にアジカンの影響)、意外に普通のひとで驚いた。
ブランチで表紙絵の説明をする中村さんは、話しかたが祖父江慎さんそっくりだった。全然普通のひとじゃなかった。
イラストレーターか。

2011年6月16日木曜日

和菓子屋のあんみつ

あんこがすごくあまい。念願の初孫がうまれた老夫婦のようにあまい。そしてウマイ。

↓のお寺には桃もあった。かわいい。
こっちは砂糖菓子ってかんじかな。

今年のさくら

お寺さんのさくら。
 これはいつ撮ったんだろう。
さくらって美味しそうだよねー。和菓子だよねー。
さくらもちは道明寺だよねー。

2011年6月15日水曜日

厭な小説

京極夏彦/祥伝社

タイトルのフォントが、みごとに厭なかんじで、感心する。
ページをめくっていくと、「のど」のあたりに羽虫の死骸(の印刷)。厭だ。

ひとつひとつは我慢できるかもしれない、ちいさないやなことが、この一冊に凝縮されている。世のなかって、こんなにいやなことがたくさんあったんだなぁ、とおもう。
「もしかして、こうしていやなきもちを凝縮していくことによって、読者に蓄積された日常生活のストレスを昇華する試みか!?京極堂的ななにかで!」とかかんがえていたけど、全然ちがった。厭だ…
実際ありえないくらいにいやなことばっかりなので、逆になまなましくなく、客観的に読めたわけでもあるんだけど。

ひねった話がすきなので、「厭な扉」がよかった。あと、「厭な家」とか…。でもこの二篇はなんとなくSFぽいな。「厭な扉」は特に。

2011年6月14日火曜日

ダーリンは外国人

監督/宇恵和昭

ポップでキュート、いいかんじ。ふたりが付き合いだすときのアニメがかわいかった!
なんであんなすてきなおうちに住めるんだろ……

2011年6月11日土曜日

わがやの恒例

母が送ったお茶が、さくらんぼや桃になってかえってくる。錬金術かなにかか?とおもう。

うさぎドロップス

松山ケンイチはちがうだろ、と今更ながらおもう。愛菜はわかるが。