2011年2月1日火曜日

天使の記憶

ナンシー・ヒューストン/新潮社
無垢、ということを考えた。
なにも知らなければ無垢といえるのではなく、
憎むこととか執着とか、あらゆる激しい感情にふりまわされた経験を、
生々しく感じられなくなったころ、リアルな感情として思い出せなくなったころになって、
そこではじめて、人間に無垢というものが、うまれるのかと。

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