2012年1月22日日曜日

イスヤ工芸 4

二階は、布を張るスペース。
機械の音が絶えずひびく一階とは違い、すごく静か。
職人さんもひとりだけ。以前はもう一人、先輩にあたる方がいたそうですが、その方は数年前退職され、以来、試行錯誤しつつ仕事を続けてきたそう。
椅子の張替の仕事などは、それを手掛けた職人さんの手法を学ぶ、格好の機会なのだと仰っていました。
厚手の布がすきなので、ぜんぜん見飽きなかった。

印象的だったのは、「丁寧であるのは必要なことだが、あまりにこだわって作業の効率が悪くなれば工場が回転しなくなるので、どこかで落としどころをつけなければいけない」という社長の科白。
その落としどころが見つけられるかどうかは、職人さんのセンスにかかっている、という。
難しい……

0 件のコメント:

コメントを投稿