2012年4月15日日曜日

名取市

はまぼうふうを保護しに、宮城県の名取市に行った。先月。
行くまで知らなかったけど、仙台空港があるところでした。

泊まった場所は全国規模のビジネスホテルで、近くには大型ショッピングモールもあって、
風がつよく吹いていて、まるで地元と変わらないように思えた。
でも、浜に落ちている硝子は、角の取れていない、尖ったものばかりで、
はまぼうふうの畑には、他所から流れてきた土が混ざっていて、そこには貝殻やくぎや、タイルなんかが埋まっていて、
津波で流された地域は、明かりがないから夜はほんとうにまっくらで、
「なにもない」っていうのはこういうことなんだ、と思った。

「名取の人たちは思ったより元気だったと、帰ったら伝えてください」と、出会った地元の人たちに言われた。それは本当のことだと思う。そして、まだそんなことを言えない人たちもまた、いるのだろうとも、思う。
そんな人たちの声はちいさくて、元気な人たちの声よりも聞こえづらいものだから、私たちは耳をすませなければならない。

今の情景からは想像がつかないのだけれど、もともとの名取の浜辺には、松の防風林がずうっと植わわっていたのだという。
その松も、いまではまばらになっている。元の防風林に戻るのは、何年も先のことだろう。
そのくらいの時間をかけて、名取の夜も明るくなるのだろうと思った。

2012年4月8日日曜日

いいきゃべつ

スーパーの入り口に山積みになっていて、思わず買ってしまった。愛知県産きゃべつ、98円也。
葉の巻きがかたくて、ずっしりとして、とってもいいきゃべつ。